2012-01

Latest Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消せます。

年一日記にならぬように

昨年の日記から、一年たってしまう・・・??
土壇場で日記を書いてみます。

二月半ばの雪の日から、暖かい日が続いてもう春??という印象の八ヶ岳です。
こぶしのつぼみが日に日に膨らんで、「まだ咲いたら早いよ〜」なんて呼びかけています。

昨年夏から、1時間ほどの散歩を日課としており、季節の移り変わりに気づくようになりました。
木々の様子や鳥のさえずりなど・・・自分を取り戻すにはうってつけのウォーキングです。
技術専門校の寮生活で栄養過多になっていた体も、有酸素運動でちょっぴりひきしまりました。


きのう、技術専校でともにすごした友人と、悲しいお別れをしてきました。
30年とちょっとの人生を、突然閉じたのです。今だに、亡くなったとは信じられません。

でも。
人が亡くなるときは、とてもあっけなく。
祭壇に掲げられた遺影には、これから未来の写真はもう存在しない、時が止まった笑顔で。
お別れに会わせていただいたその顔は、私の記憶にあるエクボが可愛い少女のような無邪気な表情はなく。
長い長いまつげが、かたくかたく閉じられたまぶたを覆っていました。
三島由紀夫の小説に、「魂がなくなったとたんに体は物体と化す」 という表現があったようにおもうけれど。



生きている=かけがえのない命 を、大切に丁寧にしようと改めて感じます。
あたりまえのことに感謝して、今日もできるかぎり丁寧に。

八ヶ岳のふもとに

3月も今日で終わり。
まるで、ワンシーズンくらい経ってしまったかのように思い出される技術専門校生活。

最後の2ヶ月は、一つでも多くの製品を作るように・・・
と、時間と自分と闘いながら過ごした日々でした。
訓練生活で製作したかったものは、ひとまず作ることを経験できました。
3月6日に行われた「技能祭」で、訓練生が作らせてもらったものは完売して。
一年間本当に製作に打ち込んできたのかな?、というほど跡形もなく、手元を離れて。

自分の手からモノが生まれていくとは、ましてや木や竹や漆を介して何かが生まれるとは。
それは、一年前には全く考えてもみなかったことで。

ろくろの実習のあと、漆かぶれに泣かされて。
漆にかぶれて悔しい思いをしたので、くりものでは挽回しようとしたものの・・・。
自ら選んだくりものの課題、「朝鮮の膳」に戸惑い続けて、周りからかなり遅れてしまって。

「朝鮮の膳」が宙ぶらりんのまま、最も興味ある竹細工の実習に突入。
短期間集中で竹細工を終えて、またもや、くりものに逆戻り。
最も興味ある竹細工から、難航している「朝鮮の膳」に切り替えるときが一年の中で一番辛かった・・・。

そこから、また地道にくりものを作り続け・・・周囲はもう、くりものを終えているのに。
なんとか、2009年内に目処をたてなければと、「朝鮮の膳」と向き合い続ける日々。
「この欅の材を、こんなにも削ってそのまま無駄にすることだけは避けたい」
「この膳を使ってくれる誰かの為にとにかく完成しなければ」
あまりにも辛すぎて、逆にできあがった絵を自分で頭に描きつつ手を動かしたくらい。
こんな私でも、やがて部材ができあがり、何度も何度も仮組みして形を決め、年内ぎりぎりに漆を施して。

総日数50日前後を費やして、ようやく「朝鮮の膳」が完成しました。
2月の始めに、6回目の漆を拭いたあと、同期の製作と共に、「大阪工芸展」へ出展。
当の本人が一番驚いたのですが、「朝鮮の膳」は大阪工芸展で入賞を果たしました。

2月はじめには、くりものを終えて、次なる各自課題へ。
「オーバル・ボックス」を来る日も来る日も一人で製作。
5個は作りなさいという、指導員の指示を目標になんとか課題をクリア。

こんなふうに終わった訓練期間の一年でした。
八ヶ岳に戻り、3月が終わって新しい年度がやってくる・・・。
自分のどこが成長したのか、毎日確認したくなりそうな、新しい春の日々です。

そして。

20100312044022
ひさびさの日記となりました。。。

今日3月12日は、いよいよ上松技専の修了式です。
技専生活、最後の一夜になんとなく眠れず、AM3時に日記を書いています。
ふとベランダから見回すと、灯りのついた部屋がぽつぽつと。

予想通り短かった一年間。振り返ると無いようでいろいろありました。
人ってイヤなことはいつのまにか忘れていく??私は忘れていくタチのようで、ぱっと浮かぶのは楽しいこと。

此処上松に来て一年過ごし学ぶことができ、充実していたと実感しています。来て良かった。
こんな時間を与えてもらったことに、素直に感謝しています。

そして残されたことは、これからも木工を続けること。

そぅ、そうなのです。
続けていくこと、なのです。


一年間、ありがとう。
みんなみんな、ぜんぶありがとう。

漆かぶれのあとは・・・

漆にかぶれて、はや半月ほど経過しました。
その後、ようやく腫れがおさまって、時々無性にかゆくなるくらいです。
ただ、炎症をおこしていた皮膚が落ち着くにつれて、日に焼けたように茶色くなってきました。。。
なんとなく、顔も茶色い・・・うーん、まだ不安です。

漆の完成品です。(ようやく写真をとってきました)
IMG_6999.jpg

IMG_7005.jpg

IMG_7015.jpg

つやつやの仕上がりで、大満足です。


次の実習は、「刳りもの」 です。
講師の北原昭一先生をむかえて、各自がデザイン・製作をしています。

こちらは私の製作です。直径400ミリの輪花の縁取りをつくっています。
IMG_7022.jpg
彫刻刀、丸鑿、反り台の小ガンナなどを使って形を作っていきます。

縁の内側が出来た段階で・・・。
IMG_7025.jpg

何になるかはお楽しみ・・・!
材は、ケヤキです。硬いかな〜と思いましたが、とても扱いやすい木だったので安心しています。
12日間、「刳りもの」と向き合います。

漆に負け・・・・・ない!?

8月27日から行ってきた、1ヶ月のろくろの実習。
二枚一組のお皿を7セット、単品のお皿を2枚、そして蓋つきの器を3つ。
IMG_6922.jpg

IMG_6938.jpg

IMG_6929.jpg

以上で私のろくろ実習が終わりました。
ろくろの実習で学んだことは、もちろんたくさん。
ひとつの木の塊りから、挽いて引いて・・・残った形が作られる。
これはものすごい醍醐味ある作業です。想像もしなかった木の姿が現れます。
卒業したら、こんなに贅沢に木を使うことなんてできないかも・・・しれません。(いや、がんばろう)

ろくろの回転に逆らわずそっとカンナ刃をあてる時もあれば、まわるろくろの強さに負けないようにカンナ刃を強く押し当てて挽いていく。
ろくろの回転がなければ挽くこともできませんが、ろくろは時に拒絶するかのように刃を跳ね返します。
この「押し引き」の感覚を、自分の中で大切にしよう・・・。
実体験しなければ分かりようの無い、まさに「ものさし」です。

漠然としていた自分のものづくりのクセや嗜好が垣間見えたのも大切なことでした。
ものを作るときのアプローチ・・・どんな風に使うものなのか、そのための形や感触は??など初歩的なことでも、お皿一枚に投影するための無限にも思える問いかけ。
改めて、ものづくりの先輩たちをリスペクト、です!

IMG_6934.jpg
お皿でいちばん上手くひけたと感じたセット。7日目くらいでできたものです。
形もそろい緩やかなカーブが一対で作れたのには、講師の先生も、「よくできてると思う」と誉めてくださいました!何よりも嬉しかった!
一からデザインする能力は無いので、既存の形を真似して・・・時には実物見本や本を隣に置きながらろくろを挽きました。
挽き終わってろくろから、はずすとき・・・最初はどんなものでもできれば嬉しかったのですが、徐々に冷静になり「ろくろからはずすと、形の印象がガラっと変わるので注意」と言い聞かせて納得いくまではろくろからはずさずに慎重に仕上げるようになりました。

IMG_6943.jpg
終盤で挑戦した、栗の材の「蓋もの器」はこのようになりました。陶器からヒントを得て作った形です。
といっても、ほとんど先生のお力を借りてしまった・・・悔しい。
自分で挽ける範囲を確認して、先生がそれ以上できる上に早く美しく結果が出せるということを傍で見続けるというのはとても大切な経験でした。
技術のハードルも高く感じてしまい、失敗も恐れるせいかどうしても挑戦できないところもありましたが、更に深めるにはそこを探求すればよい・・・かな、ってそんなに簡単ではない!
とにかく、非常にシンプルなろくろという技法に、無限の複雑性を感じた一ヶ月でした。


さて・・・ろくろが終わって、息つく間もなくその木地に漆を塗る作業となりました。
11日間の漆実習(1/2)で行うのは、「拭漆」。
とにかく、挽いた木地がどんなふうに変わっていくのが楽しみで、拭漆の作業に臨みました。

1日目。
IMG_6949.jpg

2日目。
IMG_6964.jpg

3日目。
IMG_6973.jpg

4日目。
IMG_6978.jpg

塗って拭いて塗って拭いて・・・・・と、ここで体に異変が・・・。
3日目にポチポチと手首に出始めた赤い発疹が、広がってかゆくなってきている・・・。
やられたかなぁ?と思うころにはもう遅かった・・・。
手首からあっというまに肘まで広がっていき、もう止まらない!漆かぶれだ〜!
首、顔、手の甲・・・・・というわけで、4日目までで作業は断念。
しぶしぶ医者に診てもらい、漆作業を横目で見る結果になりました。

漆作業を休んだら、少しは下火になると思ったかぶれ。
これが、全く治まりません!もう、みるみるうちに顔全体に広がり始め、手も顔も真っ赤に腫れてかゆい!あつい!
ちょっと、気持ち悪いので、弱い方はご用心・・・。
IMG_6993.jpg
左腕です。

夜はかゆさとあつさにふりまわされて、不眠状態になりますます悪循環・・・。
薬を飲んでも塗っても、もはや効いている感は全くなし!
止まるどころかお腹や足の膝裏にまで発疹が・・・。あ〜もうだめだ、漆に完敗。。。
6日目からは、漆作業どころか授業欠席となりました・・・トホホ。。。

それから・・・毎日注射に通いステロイド剤を服用してただいま神妙にしております。
初めての漆の洗礼は、まだまだ続きそう。。。
しかし!仲間が引き継いでくれた拭漆の完成品を、漆作業最終日にパンパンに腫れた顔で確かめに行きました。
まだ漆に近づけないので写真が撮れなかったのが残念ですが、これはスゴク美しかった!
計10回の塗り→拭きを繰り返して、あのよちよち歩きの木地たちが、なんとも立派に仕上げられていました!計10回は、プロの方から考えたら丁寧すぎる仕事。我々初心者は、何度も塗らないと出来ないのです。。。
パッと見たところ(じっと見られない・・・漆こわーい)、つやつやの深みある、美しい一人前になってました・・・おぉぉぉぉ、泣泣泣。杢もはっきりと出て、木目も美しや〜。
最後まで、この手でこの目で確かめたかったよぉ・・・無念・・・・  
しかしムリ。。。今は遠目でみるのが精一杯!漆の匂いと闘うだけでもきつかった(泣)。
来年1月、漆実習(2/2)でリベンジとなりますか・・・・・・只今、慎重に冷静に、熟考中でございます。。。

«  | HOME |  »

プロフィール

Author:ぽんたやっこ
八ヶ岳南麓での定住を目標に大泉で生活中。好きなものを通して多方面から自分の「ものさし」を考えたい・・・。

 

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

 

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

 

ブログ内検索

 

 

RSSフィード

リンク

By FC2ブログ

 

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

 

ブロとも申請フォーム